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修復以前の写真 修復工事に取り掛かる以前の写真である。屋根中央部はすでに撓んでいる。 |
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古い写真 古いといっても戦後の写真である。現在の「若山牧水生家」前を走る道路は未だできておらず、道から高い位置にあったことが判る。 |
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2階の梁と柱の接合部 登梁と柱の接合部である。登梁が撓み、柱を外側へ押している。柱は外側へ傾き梁と柱の間には隙間が拡がっている。 |
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柱の腐朽 柱は外側に向けて荷重が架かっているので、柱は外側に反っている。柱内部は虫食いの状態で、いつ破壊してもおかしくはなかった。 |
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床下の大引きと根太 直径25mmから35mmの大引きは腐っている。根太も同様に腐っていた。原因は奥に見えるコンクリートの基礎を造ったことで換気ができなくなった事と、大雨時に雨水が床下を流れていたことによると考えられる。 |
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床下の柱の切断部分 柱の下部は切り取られ、木片が差し込まれている。このような補修を行っているので、床面の高さが柱位置によって異なり建物全体の傾斜を引き起こしたと考えられる。 |
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根太の腐朽 根太は腐っており、敷居も腐朽が進んでいる。 |
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庇の隅木 隅木が腐っており、瓦が崩落寸前の状態であった。 |
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調査風景 1 現状調査を基に復原のための図面を作成する。平面、床伏、天井伏、断面、立面、展開図等を作成した。 |
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調査風景 2 柱の傾斜、柱位置にける床面の高さ、柱下部のレベル等を実測した。 |